にわかチョ ログ

思考の場

20170413

蜜蜂と遠雷 読了

直木賞本屋大賞をW受賞した話題の作品。以下感想

読み始めると情景がありありと頭の中で描かれた。情景が流れ込んでくるようだった。音楽の描写においても、音楽が実体を持っているようだった。自分は素人なので、音楽の流れるような豊かな表現を見てもハッキリとイメージが持てず、おいてかれたような気がした。

皆は「良かった!」と言っているが自分はあまり皆が言う良さは分からなかった。小説を読むのが久しぶりなのでと言うことも理由の1つであるだろう。小説の「良かった」と言う感覚もあまりわからないからかもしれない。ありそうな物語が自分の心の中の引き出しにしまわれたような感じ。「良かった」と言えば思い当たることは、音楽を聴く面白みが増したことか。人生に彩りを持たせてくれることが小説の「良さ」なのかとふと思った